青年座・大家仁志さん 大腸がんで死去、53歳 舞台に立ち続けるも急変
青年座所属の俳優、大家仁志(おおや・ひとし)さんが、大腸がんのため19日午前に東京都内の病院で亡くなったことが分かった。53歳。20日に青年座が公表した。
青年座によると、大家さんは病気治療と並行して俳優活動を続け、今春以降も舞台出演が決まっていたが、急に体調が悪化し、帰らぬ人となった。
長野県出身。青年座研究所を卒業(14期)した後は、青年座公演「MOTHER」「断罪」をはじめ、外部公演も含めて多数の舞台に出演。テレビでもTBS「サラリーマン金太郎」など、多くのドラマに出演していた。
昨年5月ごろに体調がすぐれず、治療の過程でがんを患っていることが分かったという。医師からは、治療と並行して俳優活動を続けることに問題はないと診断され、昨年も青年座公演に出演。今年も1月に上演された舞台「アスファルト・キス」に出演していた。
周囲に深刻な様子はみせず、今年の春や秋の舞台出演も決まっていたという。
通夜・告別式は26、27日に渋谷区の「代々幡斎場」で営まれる。喪主は姉の大家睦子(おおや・むつこ)さん。