藤井六段超速出世でドタバタ 五段わずか16日 六段グッズ検討も最短5月に七段?

 今月17日に史上最年少で一般棋戦の優勝を果たし、同日付で六段に昇段した藤井聡太六段(15)の異例のスピード昇段を受け、関係各所が対応に追われている。将棋専門誌「将棋世界」の編集部は20日、修正に追われる慌ただしさをツイート。また、藤井六段の公式グッズを販売している日本将棋連盟が六段グッズ発売に向けた動きを進めつつも、5月にも七段昇段の可能性があるため、頭を悩ませている。

 藤井六段は1日に順位戦での昇級を決め、同日付で五段へ昇段。17日には全棋士が参加した朝日杯将棋オープン戦で優勝し、六段昇段を果たしており、関係者も「異例のスピード昇段」と解説する。

 この日午前、「将棋世界」の編集部は公式ツイッターで「藤井聡太六段の昇段スピードに、編集作業が追いついていかない」と校了間際のバタバタする様子を投稿。「いくらなんでも『五段に昇段なるか注目された藤井六段』はまずかろう」と嘆いた。

 来月3日発売の同誌で連載されている漫画には「藤井四段が五段に昇段」というネタが掲載されるといい、「想像の斜め上45度を行く藤井聡太六段。漫画はもう校了した後です(汗)」とスピード昇段での“困惑ぶり”を明かした。

 一方、六段グッズ発売に向け、動きを進めている同連盟にも一つの懸念が浮上している。藤井六段は昨期、竜王戦6組で優勝し5組へ昇級。そのため今期も昇級すると「六段昇段後竜王ランキング戦連続昇級」という条件を満たし、規定の上では、最短で5月に七段へ昇段する可能性が残っているのだ。関係者はデイリースポーツの取材に、グッズ発売のタイミングに悩む様子を見せた。

 クリアファイルなどの四段グッズは「五段昇段」が現実味を帯びた段階で製造を終了していたが、五段グッズは作られなかった。関係者は「あっという間で。具体的に検討する前に六段に昇段した」と説明した。現在検討されている六段グッズも流通期間がわずかとなれば、プレミア化も必至だ。近いうちに、再び、対応に追われる日が来るかもしれない。

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