羽生結弦アニメ愛が止まらない 「東京喰種」主人公声優にインタビューされて大興奮
平昌五輪フィギュアスケート男子で66年ぶりの連覇を達成した羽生結弦選手(23)=ANA=の意外な一面を紹介するインタビューが話題だ。金メダルを獲得した17日の夜、ラジオの文化放送によるもので、話題の主体はアニメ。人気声優との“共演”に、「フリーの時よりも緊張しています」と声を弾ませていた。20日、同局の定例社長会見でも、羽生が出演後に興奮を隠しきれない様子だったことなど、裏話が明かされた。
担当者によると、偶然の産物で、羽生の素顔がのぞく異例のインタビューが生まれた。金メダル獲得後に出演した「A&G TRIBAL RADIO エジソン」(土曜、後9・00)はアニメ・ゲームの話題を扱う番組で、テレビ・ラジオ各局が持ち回りで行うインタビューの文化放送の“持ち時間”がたまたま同番組に当てはまったことが、熱くアニメを語る約2分の生声につながった。
パーソナリティーの花江夏樹(26)は羽生が好きなアニメ「東京喰種(トーキョーグール)」の主人公・金木研の声を担当。現地(平昌)の寺島啓太アナがインタビューを花江と声優・日高里菜が担当すると伝えたところ、2人を羽生が知っていると答え「東京喰種」で盛り上がる道筋がついたという。
冒頭、「はじめまして」を4回連呼した羽生は「やったー金木くーん」と役名で呼び、喜びを表現。優勝した心境を「本当、ほっとしています」と語ると、そんなことよりも、と言わんばかりに「テンパってます。めっちゃ緊張しています。多分、フリーの時よりも緊張しています」と、人気声優と会話する胸の高鳴りを自ら伝えた。
「東京喰種」について「よく見てます」、「グッズとかも…はい持ってます」と照れくさそうに語る王者の本音は各局と比較しても特異で、以前にCM出演したゲーム「モンスターハンター」についても、最新作は「やれていないんです。ほしいんですけどね」とポツリ。用いる武器は操作にクセがある「チャージアックスです。ロマンがありますから」と通好みな選択でうならせた。
20日の社長会見では、生出演後、羽生が「はー」とため息をつき、「2人としゃべれるとは思いませんでした」と大喜びしていたことも明かされた。
◇「東京喰種」とは…石田スイ原作。「週刊ヤングジャンプ」(集英社)に連載され、現在は続編の「東京喰種トーキョーグール:re」が連載中。見た目には人間と変わらないが人肉を食べなければ生存できない「喰種(グール)」という種族の臓器を移植されてしまったことで「半喰種」となってしまった主人公・金木研の物語。人間と喰種のはざまで葛藤する姿が描かれる。アニメ化、映画化などマルチメディア展開がなされている。