「第3の坂道」吉本坂46 秋元康氏プロデュース「成功させたい」

 アイドルグループ・AKB48や乃木坂46、欅坂46を手掛ける音楽プロデューサー・秋元康氏(59)と吉本興業がコラボし、アイドルユニット「吉本坂46」が結成されることが21日、東京・渋谷のヨシモト∞ホールで行われた会見で発表された。応募資格は吉本興業所属のタレントであることで、年齢、性別等は一切不問。乃木坂、欅坂に次ぐ「第3の坂道」だけに、お笑い抜きのガチンコアイドルとして誕生する。

 世界規模でアイドルプロデュースを展開する秋元氏の次なる一手は、“笑いの総合商社”とタッグを組んだ「芸人アイドルグループ」だった。秋元氏は「どういう形のグループになるのかは僕も分かりませんが、乃木坂46、欅坂46に続く第3弾、吉本坂46を成功させたいと思いますので、よろしくお願いいたします」と、本気であることを力強く宣言した。

 吉本興業の大崎洋社長(64)からの依頼で実現したプロジェクトで、対象は吉本に所属する約6000人のタレント全員。関連会社に所属するアイドルグループ・NMB48の現役メンバーは含まれないが、元メンバーについては未定という。3月上旬にはオーディションのエントリーを締め切り、秋元氏らの審査を経てメンバーを決定。年内には活動を開始し、アイドルの定番である「恋愛禁止」も課される。

 秋元氏の本気度を示すように、「吉本坂」はすでに乃木坂、欅坂と同レーベルのソニーミュージックからメジャーデビューすることが決定済み。発表会見に出席したよしもとクリエイティブ・エージェンシーの藤原寛社長(49)は、グループの目標を「東京ドーム公演」「紅白歌合戦出場」とぶち上げた。

 会見には、ジミー大西(54)、南海キャンディーズ・しずちゃん(39)ら100人の芸人が集結。発表を聞いて「アホか!」「なんやそれ!」とヤジを飛ばしたが、会場に秋元氏からのコメント映像が流れると、「マジで!?」と驚いた表情に変わった。次長課長・河本準一(42)は「やります。今はまだいろいろやらんと…」と12年に発覚した親族による生活保護の不正受給問題をネタにしつつ、早くも立候補した。

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