徹子の部屋で大杉さん追悼 ギター熱唱、サッカー愛…変わらぬ姿にネット涙
21日に俳優の大杉漣さんが急死したことを受け、22日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」は、内容を急きょ差し替え、大杉さんの追悼として過去の出演回を放送した。
00年、48歳だった大杉さんは茶色のジャケットと、トレードマークのサングラス姿。フォーク歌手に憧れて上京したと黒柳に紹介され、ギターの弾き語りを披露するなど、貴重な映像が流れた。「泉谷しげるさんにお世話になっているので」と泉谷の「白雪姫の毒リンゴ」を歌ってみせた。
また普段の生活について聞かれると「普通にいるって言うのがどういうことかは分からないけど、それが一番大事であろうし、それが一番難しいことだと思う」と、大杉さんらしい言葉も。大好きだった両親の話も語っていた。
また番組後半では、05年、53歳当時の出演回も放送。「サッカー大好きです」とサッカー愛を語るシーンも。自身が作った草サッカーチームの話題になると「50過ぎたので歩く、走るは大事だけど走るスピードは圧倒的に遅くなって」と笑いながら話し、かつて自分のサッカーチームがNHKに取材された裏話を披露。「オンエア見た時に、ボクらのサッカープレーが、ハイスピード(カメラ)っていいまして、スローモーション、ゆっくりしてる動きになってるんですね。ちょっとスピードおかしいのかなと思ったら、実はそれが我々のサッカーのスピードだったんですね」と話し黒柳を笑わせるシーンも放送された。
この大杉さんの姿にネットでは「『徹子の部屋』をフルで観るなんて何十年ぶりだよ。漣さん…」「サッカーの楽しさ、魅力を本当に楽しそうに語ってくれていてとても人柄の良さを感じた」「徹子の部屋見て泣いてる」「13年前の映像なのに今と変わってなくて」「歌う大杉漣を見て泣く」など、変わらない大杉さんの姿に悲しみの声が上がっていた。