阪神ファン向け定期預金 20周年に大盤振る舞い 優勝なら特典いっぱい
尼崎信用金庫(兵庫県尼崎市)の阪神タイガースファン向けの定期預金が、1999年の取り扱い開始から20年目を迎えた。2005年以来となるセ・リーグ優勝へ期待が高まる中、今年は預金の特典を例年よりも豪華にした。虎党の注目度も高まりそうだ。
預入期間は1年で金利は年0・01%(2月1日現在)。毎年ユニークな商品名が話題で、今年は定期預金「必勝虎願(ひっしょうこがん)」と名付けられた。4月27日まで受け付けている。預金10万円ごとに1回の抽選権が付き、タイガースがセ・リーグで優勝すれば5万円分の百貨店の共通商品券が1万本当たる。日本一になればさらに5万円分の商品券千本がプレゼントされるなど、例年よりも充実した内容。
大阪府と兵庫県にある本支店のほか、インターネット上の「ウル虎支店」で日本全国から申し込める。2700億円ほどの預金額を集める人気企画で、広報担当者は「若手が育ってきた今季は優勝への期待も高まるばかりだ」と鼻息が荒い。
プロ野球ファン向けの定期預金は大垣共立銀行(中日ドラゴンズ)や、もみじ銀行(広島カープ)、福岡銀行(福岡ソフトバンクホークス)などでも人気を集めている。