大杉漣さんの直談判秘話明かす 芸名由来の高田漣
急性心不全のため66歳で亡くなった俳優・大杉漣さんの急逝から一夜明けた22日、芸能界からジャンル、世代を超えた追悼メッセージが相次いだ。
フォーク歌手に憧れ、自身も歌やギターを演奏した大杉さんの芸名「漣」は、大ファンだった日本を代表する伝説的フォークシンガー、故・高田渡さんの長男で、弦楽器奏者の「高田漣」から取った。2000年、徹子の部屋に出演した大杉さんは「『さざなみ』とも読むんですけどね。僕が大好きだった高田渡さんの息子さんから(名前を)いただきました」と説明していた。
高田漣は20日夜、ツイッターで「信じたくないです。あんなに強い人が…」と衝撃を隠せず。「若き日の頃の大杉さんは父・高田渡の所にやって来て息子さんの名前を芸名に下さいと直談判に来たという」という秘話を明かし、「時は過ぎ父と僕は大杉さんと共演したり父が亡くなった後もご一緒したり楽屋に差入れを頂いたりいつも優しい大先輩でした」「悲しくてやりきれない」とつづった。