藤井六段 昇段後初勝利も「何が変わっても自分の目指すところは変わらない」
最年少プロ棋士の藤井聡太六段(15)が23日、関西将棋会館で行われた王座戦二次予選で畠山鎮七段(47)を96手で破り、六段昇後の初対局を白星で飾った。対局後は笑顔を見せることなく「普段通り臨みました」と淡々と話した。
藤井六段は今月1日に順位戦で昇級し、五段に昇段。17日には全棋士が参加した棋戦「朝日杯将棋オープン戦」で優勝し、六段にスピード昇段した。「六段」として初めての対局を終え、「そのことは意識せずに普段通り臨みました」と説明。「何が変わっても自分の目指すところは変わらないと思います」と語った。
この日の勝利で藤井六段は王座戦の二次予選決勝に駒を進めることになった。藤井六段は「ここまで進むことができたので本戦を目指して、じっくり考えて指せればと思います」と本戦出場への決意を示した。
また、29連勝達成後、最多となる1月11日からの連勝も12に更新した。次回は3月1日、竜王戦で阿部隆八段と対局する。