平昌五輪 米放送局主導の時刻にタレントも賛否 今田「ゴールデンの方が」も撤回
タレントの今田耕司らが24日、MCを務める読売テレビ「特盛!よしもと 今田・八光のおしゃべりジャングル」に出演し、平昌五輪の競技開始時間が深夜や早朝になっていることについて議論した。
今回の開始時間は多額の放映権料を持つ米テレビ局・NBCの都合もあり、通常午後から夜が多いフィギュアスケートは午前中、屋外のジャンプ競技が夜という異例の事態になったという。出場選手にとって体調管理や深夜のジャンプ会場の強風・寒さなど、コンディション作りに難しさが生じているという。
今田は「より多くの方に(プレーを)見ていただいた方が、選手もうれしいんやないんですか?深夜に出て視聴率1ケタより、ゴールデンタイムに出たほうがやりがいがあると思うんですよ」と、放送を念頭に置いた時間設定に一定の理解をみせた。
しかし、パネリストのタレント・ほんこんは「(テレビ放送主体は)本来のオリンピックの目的と違うし、それならずっと(五輪を)アメリカでやったらええ。平昌でやるなら平昌の時間に合わせて、みんなそれに合わせて起きたらええ。でも今回はむちゃくちゃ。政治も絡んだし」と批判。「今回の五輪は(韓国の前大統領)パク政権時代に誘致が決まったから、当時はジャンプ会場の強風なんかも計算していなかった」と指摘した。
これを受け、今田は「ジャンプは危ないですね。アスリートファーストでいかんと。室内競技とはちょっと違うわ。午前中は何とか早起きして調整もできるかもしれないが、深夜はキツい」と意見を変えた。
元衆院議員のタレント・杉村太蔵は「(五輪は)スポンサーありきのところもある。スポンサーのお金のおかげで選手村もできるし。でも、ジャンプに関しては遅すぎる」と、財政面での運営の難しさを指摘していた。