たけし、大杉漣さんの死に生放送で涙ぐむ「片割れがいなくなるようなさみしさ」

 映画監督の北野武ことタレントのビートたけし(71)が24日、TBS系の生番組「新・情報7days ニュースキャスター」で、今月21日に急性心不全のため急逝した俳優の大杉漣さん(享年66)の訃報に涙ぐみ、「自分に近い人の死っていうのはこたえるね。片割れがいなくなるようなさみしさがあるね」と、悲しみをあらわにした。

 ダークスーツ姿のたけしは、安住紳一郎アナウンサー(44)が大杉さんの訃報を読み上げると、苦しげに顔をゆがめた。

 たけしは大杉さん、安住アナと共演し、昨年10月27日に放送された同局系「ぴったんこカン・カン」や、自作をはじめとする出演作品などを編集したVTRが終わると涙をぬぐった。安住アナに「さみしいですね」と話しかけられると「うん…」と絶句。鼻をすすり、再び涙をぬぐうとため息をついた。

 たけしは「ソナチネ」(1993年)で大杉さんを抜てきし、大杉さんの最後の映画になった「アウトレイジ 最終章」(2017年)まで10作品に重要な役で起用した。北野武監督の作品世界に欠かせない俳優が大杉さんだった。

 「最後の『アウトレイジ』もね、出てもらってんだよね。結末は、漣さんが、その…申し訳ないけども、死ぬ役なんだよね。だから、すごい変な言い方、俺が生かして俺が死なせたみたいな、妙な気になって。悲しいけどねえ、なんか申し訳ないと思ってさ」と、真情を吐露。

 「人間っていうのは自分の近い人の死とか、そういうのはこたえるね。長い関係がある人にとっては、相棒っていうか、片割れがいなくなるような、さみしさがあるね」と、「相棒」「片割れ」とまで呼んで、漣さんが自身にとってもかけがえのない存在だったことを言い表した。

 また、訃報を聞いた時のことを「木曜日(22日)かな、マネジャーが『大杉漣さんがお亡くなりになりました』と俺に言うのよ。『お亡くなりになりましたは分かるのよ。死んだっていうことだよね、誰が?』『大杉漣さんです』って言うから。俺は大杉漣さんはこれほど知ってるのに、真っ白で分からないわけ。頭がパニクって来ちゃって。大杉漣さんが死んだってことが、頭で理解できてないんだよね。しばらくかかったね、気がつくまで」と振り返り、衝撃があまりにも大きかったことを打ち明けていた。

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