林家ライスさん死去 夫婦漫才「林家ライス・カレー子」朝起きぬまま

 夫婦漫才「林家ライス・カレー子」の林家ライス(本名・沼田志都生=ぬまた・しづお)さんが24日午前11時9分、脳内出血のため、東京都内の病院で死去した。76歳。横浜市出身。通夜は27日午後6時、葬儀・告別式は28日午後2時から東京都三鷹市下連雀4-18ー20、禅林寺で。喪主は相方で妻の林家カレー子(本名沼田啓子)。

 関係者によると、前日まで元気で、23日夜、「朝5時半に起こして」とカレー子に伝えて就寝。朝、カレー子が起こしに行くと、尋常でないいびきをかいていたため救急車を呼んだという。検査の結果、脳内出血が判明。出血は脳幹に達していたという。

 意識が戻ることはなく、カレー子、長女でタレントの林家まる子、長男で江戸太神楽曲芸師の翁家勝丸、まる子の夫で元プロボクサーの國重隆氏ら家族、弟子ら12人にみとられ、旅立った。22日の都内でのイベントが最後のステージだった。

 落語家だったライスさんは1976年に先代の故・林家三平さんの門下に入り、漫才師に転向。芸名はハヤシライスが好物だった三平さんが付けた。71年に結婚。妻も78年に林家一門入りし、コンビを組んだ。環境漫才、いじめ撲滅漫才などで人気を博した。

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