俳優の高嶋政宏（５２）が２７日、都内で行われた旅チャンネル「高嶋政宏の旅番長」の会見に出席した。シリーズ化されている番組で、前作のゴール、タイのバンコクから北上し、ラオスのルアンパバーンへ向けて新たな旅をし、壮大なアジア縦断の旅を完結する。

　高嶋は小型車トゥクトゥクでの約１０００キロの長いロケを１月に敢行。「おなかを壊さないため、水代わりにビールを飲んで尿酸値が上がったのと、（車の揺れなどで）振動障害になって、帰国後、２週間くらい下を向くとめまいがした」と過酷だった大好きな旅を振り返った。

　また、最近の芸能界での訃報にもコメント。２４日に８０歳で亡くなった左とん平さんについては「京都の東映太秦での『新・桃太郎侍』でご一緒した。お世話になったのでびっくりした。奥さんのシルビア（グラブ）も出てたので。打ち上げの時、京都のカラオケ屋さんでとん平さんの歌を聞いた。なぜか、せんだみつおさんもいらっしゃって、とん平さんとせんださんのショーを見たのが貴重だったなと。とん平さんが『シルビアはいいぞ』って言われた。訃報を聞いて、シルビアと話したばかり」と思い出を振り返った。

　２１日に急死した大杉漣さん（享年６６）とも共演した仲。「びっくりしました。２０年ほど前、ＮＨＫの金曜時代劇に大杉さんが出てくださって。その後、映画で何度かご一緒した。まさか亡くなるとは。松重（豊）さんたちと撮影した夜っていうのが…。俳優って健康命だなってつくづく思った」と神妙な面持ちで話した。