葵わかな 「つらい時こそ、笑うんや」貫いた…「わろてんか」クランクアップ

 共演の濱田岳(右)から花束を贈られる葵わかな
 クランクアップしくす玉を割る葵わかな=NHK大阪放送局(撮影・山口登)
 涙をぬぐう葵わかな
3枚

 女優の葵わかな(19)が27日、大阪市のNHK大阪放送局で主演を務める連続テレビ小説「わろてんか」(月~土曜、前8・00)のクランクアップを迎え、「私にしかできないことをやれてうれしかった」と笑顔を見せた。クランクアップ時には、ヒロインが大粒の涙を見せることが恒例だが、葵は笑いを交えながら、最終回の放送まで「(ヒロインの)てんとして生きられる時間を精いっぱいやっていきたい」と宣言した。

  ◇  ◇

 撮影終了後には恒例のクランクアップセレモニー。ねぎらいの花束をもらったヒロインが号泣-というのがお約束だが、葵はほんの少し涙を見せただけだった。

 笑顔いっぱいに「ヒロインという大きな役目を与えてもらえた。この世界で私にしかできないことをやれて嬉しかった」と多くのスタッフに見守られて語った。感慨がないのではない。劇中に登場したセリフ「『つらい時こそ、笑うんや』を10カ月貫けたことが嬉しかった」と演じたてんからの学びと明かし、自身も「前よりも笑うようになりました」と再び白い歯を見せた。

 昨年5月からの撮影では、表現方法を巡って制作陣と葛藤もあった。それでも「私が正義と思うモノを貫くことが時には難しかった。それだから分かり合えた人もいたし、本当に濃い10カ月でした」としみじみ振り返った。

 すでに撮影を終えていた徳永えり(29)や大野拓朗(29)ら出演者も駆けつけた。「撮影を終えて帰京していた人もいたが、彼女を見守りたいとの思いで来てくれた」と関係者。葵は「家族みたいで笑顔が絶えない、このドラマにふさわしい空気感で最後まで撮影できた」と共演者に感謝した。今後について問われると考え込んだ末に「皆さんとご飯にいきたいです」と別れがたそうだった。

 ドラマは3月31日まで放送。葵は「最後の放送日まで、てんとして生きられる時間を精いっぱいやっていきたい」と話した。

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