レスリング協会の全否定見解に、中条きよし「国民栄誉賞もらった人間にあり得ない」
女子レスリングの伊調馨が、日本レスリング協会の栄和人強化本部長からの“パワハラ”を訴えたことに対し、同協会がパワハラ疑惑を全否定したことを受け、1日に放送されたフジテレビ系「バイキング」では、驚きの声が上がった。
番組では伊調が訴えた栄氏からのパワハラ騒動について議論。番組の後半になり、日本レスリング協会がパワハラの事実について「練習環境を不当に妨げ、制限した事実はない」「Aコーチに対し、伊調選手へ指導しないように不当な圧力をかけた事実もない」などの見解が出たことを報じた(番組では伊調を指導していた田南部力コーチをAコーチを表現)。
これを聞いたMCの坂上忍が「簡単に言っちゃうと全否定」と感想をもらすと、ゲストの中条きよしも「伊調さんがいい加減な事を言ってたって、言っている訳だね」と皮肉交じりにつぶやき「でも、そんなこと言うかな」と協会側の完全否定に首を傾げた。
坂上は「全面戦争。協会という組織と個人という少数との対決になっちゃう」と相撲協会と貴乃花親方の対立と比較しコメントをもらすと、薬丸裕英も「国民栄誉賞の、それだけの選手を、じゃあ本当に整えてくださいと、我々見守ってますよと。本当にそうならお願いしたい」と、レスリング協会が言うことが事実ならば、国民栄誉賞まで受賞した選手の環境をしっかり整えてあげてほしいと訴えた。
中条も「国民栄誉賞もらった人間に、全否定はあり得ない。人間としてダメじゃねえかっていう話」と、五輪4連覇を達成した人間に対するコメントではないのではと疑問を呈していた。