藤井六段 公式戦13連勝…次回は杉本七段と師弟対決「とても楽しみ」
中学生の最年少棋士・藤井聡太六段(15)が1日、関西将棋会館で行われた竜王戦5組ランキング戦で阿部隆八段(50)を下し、連勝記録を13に更新した。
藤井六段は、昨年6月に樹立した29連勝に次ぐ自身最長連勝記録を更新中。今年度の「連勝」記録でも、自身が持つ1位記録の29連勝に続いて、13連勝の記録で2位にも永瀬拓矢七段(25)と並んでランクインした。また、歴代の年度「勝数」記録でも日本将棋連盟会長の佐藤康光九段(48)の記録を破り、単独7位となった。
午前10時に始まった対局は、午後10時16分まで熱戦が続き、藤井六段は「難しい将棋で最後まで分からなかった」と振り返った。
8日には師匠の杉本昌隆七段(49)と王将戦の予選で“師弟対決”する。「師匠と公式戦で対局できることをとても楽しみに思っています」とした上で、「今まで練習将棋で教えていただいたのとは違う気持ちで指せるかなと思います」と決意を語った。