落語家の立川志らくが２日、ＴＢＳ系「ひるおび！」に出演し、パワハラ被害騒動が出ている女子レスリングの伊調馨について、「貴乃花親方みたいにだんまりを決め込むとこじれてしまう」と、心配した。

　番組では、レスリング協会強化本部長の栄和人氏によるパワハラ被害の告発文が内閣府に届けられた件について特集。栄氏と日本レスリング協会は「不当な圧力」について全否定しているが、伊調も所属会社を通じ「告発状については一切関わっていない」としたものの、パワハラ自体の有無については触れず「しかるべき機関から正式に問い合わせがあった場合は、ご説明することも検討したい」とのコメントを発表している。

　これに志らくは「よく分からない」とした上で、協会と選手の対立という形に「第２の大相撲問題みたいに言っている人もいるけど、伊調選手もずっとだんまり決め込んでいると、貴乃花親方みたいにね、するとこじれてしまうけど」と、自らの口できちんと説明しなければ、さまざまな憶測などを呼び、一部でバッシングされた貴乃花親方のようになってしまうと心配。

　「けど、いずれお話しますと（コメントしている）」と然るべき機関の問い合わせがあれば説明すると伊調が言っていることに、安どの表情も浮かべたが「伊調選手の話を聞かないと。パワハラがあったのか無いのか、あったというならかなり大きな問題。ただ指導者同士の権力闘争に巻き込まれたのか、本当に（パワハラが）あったのか、これが分からないと、いいようがない」と困惑の表情を浮かべていた。