フジテレビが５日、都内で４月の改編会見を行った。３月２５日の放送で終了となる「ポンキッキーズ」について、４月以降、ガチャピンやムックといったシリーズのメーンキャラクターが今後フジテレビグループの番組から姿を消すかどうかについて、立本洋之編成部長は「何も決まっていませんとしかお答えできないです」と未定だとした。

　同部長は「（私自身も）子供のころに見ていたガチャムクでございますから、フジテレビの画面から消えることはないようにしたいと個人的には思っていますが、何も決まっていないという状況です」と寂しい思いを抱えながらも、白紙を強調した。

　ポンキッキシリーズは、１９７３年に地上波のフジテレビで「ひらけ！ポンキッキ」としてスタート。９３年に「ポンキッキーズ」に衣替えし、マイナーチェンジを重ね、安室奈美恵、ピエール瀧、Ｂｏｓｅ、鈴木蘭々らが出演し、子供たちとその親世代に親しまれた。爆笑問題がネズミに分して歌を歌う「爆チュー問題」といった異色のキャラも生み出した。

　その後もマイナーチェンジを繰り返しながら、ＢＳフジに舞台を移していた。今月４日の放送内で番組終了が正式に発表され、約４５年の歴史に幕を下ろすことになった。