清野さんはすごく尊敬してるけど勝ちにいきたい…清野菜名の後輩・芋生悠(4)
女優・芋生悠=いもう・はるか=(20)のファースト写真集「はじめての舞台」が2月に発売された。若い女性芸能人の写真集だがアイドル的な作りではなく、タイトル通り昨秋、「欲浅物語」で初舞台を踏んだ際のドキュメンタリー写真集だ。初舞台の写真集ながら、裏表紙に自筆で「夢 映画の中で死ぬ。」としたため、人気・実力ともに若手女優のトップクラスにいる清野菜名(23)の後輩でもある新進女優に聞く、その(4)。
◇ ◇
-事務所の先輩、清野菜名さんのことはどう思っていますか。
「男の子みたいな人で。一度共演したことがあるんですけど、控室でずっと一緒にいて。私もけっこう自分は男の子っぽいなって思ってたんですけど、それよりも男の子っぽくて。男性の俳優さんと会話してても、お前はなんやねん!?みたいな、がっつり行く感じの人なんですけど、フランクというか、すぐ仲良くなれる、男女問わずみたいな感じなんですけど。
映像とか見ると、そういう親しみやすさよりは、狂気的な部分とかも出せたり、かわいらしい女の子も演じられたり、振り幅があるし、何かすごいことを起こせそうな予感みたいなのが、みんなを引きつけるところかなと思って。
ステッカーの中だと今、清野さんが一番来てると思うんですけど、自分はステッカーの看板娘になりたいんですよ。なので清野さんのことはすごく尊敬してるんですけど、絶対に負けたくないなというか、勝ちにいきたいと思います。
会う時はむちゃくちゃ仲良くしてくれます。(清野は)忙しいです。アクションとかもやってるし。忙しさの中で合間を縫って自分の趣味とか増やしてってるところもいいなと。女優さんとしてもだけど、人間としてもすごく魅力的です。先輩といいつつもトシも近いので、すごく刺激になります」
-上京したのは。
「2016年だから、高校を卒業してから。東京に行ったり来たりはしてたんですけど、むしろ東京の方が好きで。自分が強くあれるというか。熊本だとみんな優しいので、心配してくれたりとか、ありがたいんですけど、甘やかされるというか、自分が勝手に甘ったれるというか、それが良くないなと思って、今あまり帰らないようにしていて。地震があった時はすごく帰りたかったんですけど、帰りたいなっていうのをお母さんに言ったら、今は帰ってくんなって。そっちで頑張ってるのが私たちはうれしいからみたいなことを言っていて。熊本のみんなに、こっちで活躍することでエールを送りたいなと常に思っています。東京で暮らすことには全然不安とか怖いなとか全然なく」
-今後、演じてみたい役柄は。
「海外でも活躍したいなって思ってるんですけど。アクションできる女性って、やっぱり海外だと受けるので、アクションをどんどんやっていきたいなと思って。強い女、スナイパーとかSPとか警察官とか、そういうのをやってみたいです」
-英語やアクションの訓練は。
「やってます。ハリウッドで活躍されてた俳優さんと1対1でずっと英会話をやっていて。しゃべるだけかと思ってたら、途中から演技レッスンが始まっちゃって。今は本格的に、オーディションの対処法みたいなのを地道にやってます。アクションはアクションのチームのところに行って教えてもらっています。空手をしていたことによって癖がついているので、すごいストレートなんですよ、殴る時とか。アクションの時っておおげさに(しなきゃならない)。全然癖が抜けなくて、もうちょっと分かりやすくみたいに言われて。癖がついているのがあだになっています」
-空手出身の女優では、武田梨奈さんが活躍していますね。
「武田さんはすごく仲良くって。自分の映画とか見に来てくれたりして、コメント書いてくれたりとか。芋生ちゃんのあの役はこうでこうでとかちゃんと丁寧に書いてくれて、すごく素敵な方だなと思って。武田さんの弟さんも俳優をされていて、共演してからその映画を見てくださって、その時から気になってたみたいな(ことを)言ってくださって。舞台も見に来てくださったし。すごく刺激になりますね、武田さんも。武田さんは清野さんとアクション映画で共演されたこともあって。清野さんとか、武田さんとか、いつかアクションで戦いたいな。(武田は)今も試合に出てらっしゃるんですよ、普通に。私も出よっかなと思って、最近また空手の道場に通い出しました」
(終わり)
◇芋生悠(いもう・はるか)1997年12月18日、熊本県出身。身長164センチ、体重45キロ。趣味・美術。特技・書道、空手、水泳、長距離走、百人一首、バスケットボール。2014年、ジュノン・ガールズ・コンテストでファイナリストとなり、芸能界入り。出演映画「野球部員、演劇の舞台に立つ」が公開中。4月スタートのTBS系連続ドラマ「花のち晴れ~花男 Next Saeson~」にレギュラー出演する。