マツコ、伊調馨と栄和人氏のパワハラ問題に「要は対決構造。たいがい起きる」
オリンピック4連覇中の女子レスリング・伊調馨が日本レスリング協会の栄和人強化本部長にパワハラを受けているとしてレスリング関係者が内閣府に告発した問題で、タレントのマツコ・デラックスが5日、フジテレビ系の生番組「バイキング」で「要は対決構造なのかな」と、協会内の権力闘争ではないかとの見方を示した。
マツコは栄氏が伊調にパワハラをしたとの告発について「あれだけの成果をあげた監督だから、独裁的な要素は、多少なければ無理だったと思うのよ。それが行きすぎていた場面もそれはあったと思うのね」と、栄氏の方法論を否定することなく、あり得るとの立場を取った。
その上で「きっとそれに対して、あそこまで(存在が)圧倒的になってしまうと、良く思っていない人たちも、レスリング関係者の中にはそりゃあもう多数いたと思うのよ。もちろん色んな事実関係としてそれぞれ断片的にとったらご本人たちの言ってることが正しいのかもしれないけど、構図的にみて、要は対決構造なのかなと。それはレスリングに限らず(組織では)たいがい起きるよね。相撲協会しかり、この局しかり…」と、協会内部での栄派と反栄派との権力闘争ではないかとの見方を示した。
マツコは「今この時代になって、そういうことが無理ですよね、もう時代に沿ってませんよねってなってるけど、長いことそれでやってきた社会でもあるわけじゃない。それを改革するのって-それがホントに悪と言うのであるならば-おそらく内部の人じゃ無理だと思うのよ。まるきり関係のない人がそこをクリーンにしましょうって言って仕切ったら必ずしもうまくいくかっていったら、変な癒着だったり、しがらみだったりっていうのがありつつのものに今なっちゃってるわけだから」と、歴史ある組織を変革する難しさを指摘していた。