無事に作品賞読み上げ アカデミー賞

 「第90回アカデミー賞」授賞式が現地時間4日(日本時間5日)、米ロサンゼルス・ドルビー・シアターで開催され、ギレルモ・デル・トロ監督の「シェイプ・オブ・ウォーター」が作品賞に輝いた。プレゼンターは昨年に続き、フェー・ダナウェイとウォーレン・ベイティが務めた。1年前は、担当者が主演女優賞の封筒を手渡すミスのため「ムーンライト」のところを「ラ・ラ・ランド」と言い間違える前代未聞のトラブルがぼっ発したが、この日は問題なく読み上げた。

 やはり2年連続で司会を務めたジミー・キンメルが「この先、何か起こることはない」と騒動をいじった後、スタンディングオベーションで迎えられた2人。ベイティは「またお会いできて光栄です」、ダナウェイは「2回目のプレゼンターの方がうれしいってよく言いますよね」とあいさつし、候補紹介の後にベイティが「シェイプ-」を読み上げた。

 キンメルは冒頭のスピーチで、ノミネートされた俳優に対し「今回は名前が呼ばれたらすぐに立たないで。一瞬、待ってて。また、ああいうことが起こるかもしれないから」「去年は1週間前に『(封筒担当の)会計士とコメディをするか?』と言われ、『嫌』と言ったら、会計士だけでコメディをやった」などとジョークを飛ばし、笑いを誘った。

 監督賞も受賞したメキシコ出身のデル・トロ監督は「この賞を捧げたいのは若い人たち。あらゆる国で状況を変えようとしてる若い人たち。僕はメキシコで育って、こんなことが(後に)起こると思ってなかった。でも、実現した。可能なんです。切り開いて中に入って来て下さい」と喜びを語った。

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