松重らバイプレ仲間が「漣さんありがとう!」海に向かって絶叫…のラスト

 俳優大杉漣さん(享年66)が亡くなる数時間前まで撮影し、遺作となった、テレビ東京系「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」(水曜、後9・54)の最終回(第5話)が7日、放送された。エンディングでは、遠藤憲一、松重豊、田口トモロヲ、光石研が、黒いスーツ姿で「漣さん、ありがとう!」と大きな声で海に向かって叫ぶ後ろ姿だった。

 なお、大杉さんが亡くなった時点で、最終回は3分の2が未完成だったが、大杉さんだけまだ撮影が残っているという設定にするなどして、大杉さんのいない場面が放送された。

 また、大杉さんが劇中の朝ドラ「しまっこさん」の中の“島おじさん”としてクランクアップを迎えた時にスタッフや共演者らにむけて伝えようとして書き残した直筆手紙を、松重豊が読み上げ、それを遠藤憲一、田口トモロヲ、光石研が一緒に聞きながら思い出を語る-という場面もあった。手紙には「遠ちゃん、研ちゃん、松ちゃん、トモロヲ君、本当に楽しかった」という言葉もあり、“大杉さんの遺言”のようでもあった。

 大杉さんは20日午後9時ごろに撮影を終え、松重、田口、光石らと食事をし、ホテルに帰った後の21日午前0時過ぎに体調異変を訴え、午前3時53分に帰らぬ人となった。

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