山本譲二、悲しみの師匠・北島を思い涙「親父に会いたい…」
歌手の山本譲二が8日、フジテレビ系「バイキング」に生出演し、師匠である北島三郎の次男で元ミュージシャンの大野誠氏の急死に「優しくて明るくていいやつだったですよ」とその死を悼み、悲しみの中、取材対応した北島を思い涙を浮かべた。
番組では冒頭から北島の次男・大野誠さんの急死について報道。7日夜に悲しみの中、取材に応じた北島三郎の様子も報じた。
山本は沈痛な面持ちで「昨日、名古屋にいまして、電話が入りまして信じられなくて。明日バイキングだな、こういう形の親父の姿が出て来るんじゃないかなと想いながら(スタジオに)来た」と一報を聞いた時の心境を明かすと目に涙。誠さんとは面識は「もちろんある」といい、「優しくて明るくて本当にいいやつだったですよ…」と故人を悼んだ。
その後、北島の会見の様子が放送されたが、山本は気丈に対応した師匠の姿を見て「俺たちは世間様相手に歌わせてもらってるんだ。一人じゃない。皆さんが支えてくれているから道を歩ける。だから山本、世間様に背を向けちゃいけないと…(言っていた)。心境を書いたFAXで済んだかもしれないが、そういう信念がある」と、悲しみの中、報道陣の前に出て来た師匠を思い涙。
「他人様の前に立って、親父は1つ1つ質問に答えて…。その親父の顔と言葉と声が僕らには響くんです…。本当に親父に会いたい」と声を絞り出した。
北島は3年前に実弟を亡くす悲しみに見舞われているが「その時も親父は泣き崩れた。それから3年しかたってないのに、大事な宝物をまた失って…。ぼくなんかが言葉では言い表せない。早く親父に会いたい。今日の夕方にでも(北島の自宅がある)八王子に行こうと思っている」と、失意の師匠に「会いたい」と繰り返していた。