サンドウィッチマン、震災後にネタ中の「死ぬ」をやめた
人気お笑いコンビのサンドウィッチマンが11日放送のフジテレビ系列「ボクらの時代」にコピーライターの糸井重里と出演した。放送日の3月11日で、東日本大震災の発生からちょうど7年となった。宮城県仙台市出身の2人は被災地を巡ったり、「東北魂義援金」という口座を開設したりとさまざまな活動をしているが、その中で自信のネタに変化があったことを告白した。
さりげない支援活動を続けている2人だが、悩みもあるという。伊達みきおは「好感度が高いとか…。そういう今、好感度に苦しんでいます。そんなにないですよ。好感度なんか」と、周囲から受ける評価への思いを口にした。
芸人としては、一般論としてやや常識から逸脱したようなキャラクターが笑いにつながることもある。伊達は「(あるか、ないかで言えば)どっちかっつったら好感度がいい方がいいんですけど。好感度のために、みたいなとらえられ方をされたりもするので。そんなこと全然してないですしね」と、口にした。
若手漫才日本一を決める「M-1グランプリ」07年大会で優勝した2人は、過激なセリフまわしも魅力の1つ。だが、「僕らのネタって『死ぬ』っていう単語が結構出て来るんですけど、それはやめましたね。簡単に出せないなっていうか。ここ(コンビ)の中でも言いたくなかったっていうか」(伊達)と、ネタに対しても配慮するようになったと明かした。