海老蔵 男性客の一言に込み上げる…「妻の代わりに来ました」残された者の役割とは
歌舞伎俳優の市川海老蔵が11日、インスタグラムを更新し、クラウドファンディングで出資してくれた男性が「リターン」として、この日の公演を舞台袖から見たことを明かした。男性は海老蔵に「妻の代わりに来たんです」と話したそうで、海老蔵は「その一言で全てがわかります」と記した。
海老蔵はインスタで「福山公演無事終わりました」とし、大盛況の模様の写真を掲載した。続けて「今日はクラウドファンディングにて舞台袖でご覧になる方がいらっしゃる日です」とし、「どんな方なのかな?とスタッフに聞いた」ところ、「男性で若旦那と同じ境遇の方のようです」との返答だった。
海老蔵は「舞台袖でお会いしました。お話を聞きました。今日は妻の代わりに来たんです。と、その一言で全てがわかります。込み上げるものがありました」と記した。
海老蔵は「いつも一生懸命ですが、今日は尚のこと自然と懸命に舞台に向き合い、生きるとはなにか?残された者の役割とはと自問自答です。そして今日は3月11日です。更に深く考えさせられる一日となりました。ありがとうございました」と、つづった。
海老蔵はクラウドファンディングについて昨年12月のブログで「私たちのクラウドファンディングが、マクアケで幕開けです!! 今回、私たちがチャレンジしたい演出とは、 プロジェクションマッピングを使って 源氏物語の幻想的な世界を表現することです」とし、その費用をクラウドで調達したとしている。
海老蔵は「リターン」として、「舞台袖からの見学権など、普段は見ていただくことのできない 舞台裏を体験していただくものもございます」などと明かしていた。