いときんさん遺作アルバム、ジャケットに直筆で「ET-KING」思い出の場所で
今年1月に38歳で亡くなったヒップホップグループ「ET-KING」のリーダー、いときんさんが、闘病中も制作に参加していたグループの新作アルバム「LIFE」(4月25日リリース)のジャケットが11日、公開された。グループの象徴である活動拠点のスタジオの建物の写真をバックに、いときんさんが書いた「ET-KING」の文字がデザインされている。
大阪市内にあるスタジオは、メンバーが日々集い、いときんさんの作業部屋も入るグループの拠点。新アルバムはいときんさんも全7曲に参加した。
この日、メンバーはコメントを発表した。
「このアルバムの制作が始まったあの日。あれからもうおおかた一年が経とうとしています。その間僕らはしたくもない経験、抱きたくもない感情、受け入れられない現実をあじわいました。自分達の人生とは。仲間や家族の存在とは。その時間を経て自分達にとっての『LIFE』の意味を突き詰めた一枚が完成しました。いときんはいつも話していました。『やるときは一人。でも喜ぶときや悲しむときはみんなで』。この彼の言葉や想いがより伝わるアルバムになったと思います。ええのんできました。聴いてください。今回も自信作です」
アルバムの初回限定盤には、いときんさんのラストステージとなった昨年12月のライブ映像を収録したDVDが付き、6月からリリースツアーを行うことも発表した。