藤井六段 史上3人目年度4冠 1人目の内藤九段「やはりすごい」
日本将棋連盟は13日、最年少棋士の藤井聡太六段(15)が2017年度の成績で「勝率」「対局数」「勝数」「連勝」部門でトップとなり、4冠を達成したと発表した。これまで内藤國雄九段(78)、羽生善治竜王(47)の2人しか成し遂げていない快挙を最年少で達成した。最年少での六段昇段、一般棋戦優勝などに加え、天才中学生がまた一つ記録を更新した。
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1969年度に4冠を達成した“元祖4冠王”の内藤九段が13日、デイリースポーツの取材に応じ、藤井六段を祝福した。内藤九段は「連勝を続けていくと、将棋盤の前だけではなく普段から緊張感がある。これだけ注目される中で、15歳の若さで記録を作ったというのは、やはりすごい」と絶賛。その上で「藤井さんは、日本一の存在には間違いなくなるでしょう。そう遠くないうちに、10代のうちになってもおかしくない」と太鼓判を押した。