文枝騒動で大荒れも…桂吉弥、協会総会「すっげえ楽しみ。忖度せずズバッ!」
落語家・桂吉弥(47)が15日、大阪市内で落語会「桂吉弥独演会」(5月8日、大阪・サンケイホールブリーゼ)の発表会見を行った。
席上、改選を迎える桂文枝会長(74)の進退が注目される、今春実施の上方落語協会の会長選挙が話題に。吉弥は会長選を前に26日に開かれる定期総会について「すっげえ、楽しみ」とニヤリ。文枝の女性騒動に関する質問が飛ぶ可能性も指摘した。吉弥は最大派閥である桂米朝一門の所属。
今回の会長選の行方に関しては若手、中堅噺家もネタにし、盛り上がっている。吉弥は、同期の桂春蝶(43)が文枝の騒動を「次でアウト」とネタにしたことなどを挙げ「僕らの同期があれこれ賑わして、お前らの94年の世代は何やねんと言われておりますが」と苦笑。
そのうえで26日の総会に関して「僕らが会長さんから直接お話を聞くのが初めてなので、どうしはんねやろと。色んな意味で楽しみ」「僕は色々忖度をしないので、ズバッと聞こうと思ってます」と宣言した。
吉弥は「(天満天神)繁昌亭を中心にいろんなことがあったとの報道があったんで、そこは、寄付してくださった方とか、来てくださるお客さんにもご説明したほうがいいと思うんですけど」と語り、周囲がしきりに総会で質問するようたきつけてくることをネタに笑わせた。
「次は誰なんでしょうね。東京(落語協会の会長は50代の)は柳亭市馬さんですし、僕は桂米團治さんや、笑福亭松喬さんもいいと思うんです」と語った。
同協会の会長選挙は現行は立候補者を立てずに協会会員の落語家ら約250人が投票を行うが、26日の総会で、会長選の方式を変えることも協議される見込みだという。いずれにしてもシャンシャン総会とは行かない雲行きとなっている。