大橋未歩アナ 脳梗塞の時に味わった孤独感…「君たちはどう生きるか」が救いに
元テレビ東京の大橋未歩アナウンサーが16日深夜に更新したブログで脳梗塞を発症した時に孤独を感じたと明かした。大橋アナは2013年に軽度の脳梗塞を患った。
大橋アナは最近になって、テレ東の赤平アナら、何人かの先輩にたまたま会えたことを明かした。「改めてテレ東が大好き」と思えたそうだが、「退社して、正直寂しさとかは全くないんですよね」と記した。その理由について「全部、繋がっているという感覚があって退社しましたが、テレ東と離れたって感覚がないんですよね」と、つづった。
大橋アナは「脳梗塞で会社を休んでいるとき、突きつけられました。自分が働いていなくても当たり前のように世界はまわる。私は、会社というより社会から切り離されたような孤独を感じました」と脳梗塞で味わった感覚を記した。
その当時に読んだのが現在ベストセラーになっている吉野源三郎の「君たちはどう生きるか」だった。大橋アナは「もう5年も前なので、うろ覚えですが 人間分子網目の法則で、世界は大きな流れの中で繋がっていて 今、自分が会社を休み労働という生産をしていなくとも 生み出せるものがる。それは自分がいい人間になること。いい人間をこの世に、一人生み出すことはできるのだと」と読書から得た考えを明かした。
大橋アナは「この本が救いになって、休んでいる自分を肯定することができたんですよね」とし、「退社してテレ東にいなくても、どこにいても 自分がいい人間であれば、きっと繋がって、それが結果的に、テレ東にだって何かがもたらされるかもしれないと。だから、離れてないんです、繋がっているんです」と訴えた。