桂文枝、大阪24区落語開幕…こっそりネタ探しに回る「覆面してました」
落語家・桂文枝が大阪市の24区を回り、各区ごとの特色を盛り込んだ創作落語を披露するイベント「参地直笑 祭」の第1回公演を17日、同市住之江区で開催した。
大阪市と吉本興業が協力する地域活性化プロジェクトの一環。高座に登場した文枝は「私が大阪の全部の区の落語を作ろうという企画を言って、吉本も『やっとけ』ということで始まったんです」と経緯を説明するも「考えてみたら…難しいね…。大阪の区の違いって?信号渡ったら隣の区やし」と頭を抱えた。
ただ「やると言うた手前は」と、事前に住之江区には3回、こっそりと勉強に来たことを明かし「そういうところを見られないよう、覆面をしておりました」と笑わせた。
創作落語は、同区内の地名や店なども盛り込みながら、「ボートレース住之江」があるご当地にちなみ、看護師を目指していたはずの娘が突然ボートレーサーになりたいと言い出した一家が登場する落語を披露した。