３月いっぱいで所属事務所「オフィス北野」を退社し、独立することが明らかになったタレントのビートたけし（７１）が１７日、レギュラーを務めるＴＢＳ系情報番組「新・情報７ｄａｙｓニュースキャスター」（土曜、後１０・００）に生出演。独立について初めて言及した。

　冒頭から４分間の独演会だった。オープニングからスタジオに座り込んだ状態のたけしは「（番組）始まっちゃった？」とひとボケ。同局の安住紳一郎アナ（４４）から「心中お察しいたします」と水を向けられると、「オレの事務所だよ？オレの事務所をオレが辞めて、誰に文句言われるんだよ！？」とぼやいた。さらに安住アナを「うち来ない？ＴＢＳの３倍払う」と勧誘した。

　今後の仕事については「何も変わってないんですよ。仕事は減らすわけではなく、増やすわけでもなく」と説明。４月１日からの新事務所となる新会社「Ｔ．Ｎゴン」の由来を「Ｔがたけし、Ｎは（次作の）小説の主人公の名前で、ゴンは（自分が飼っている）犬の名前」と明かした。

　たけし軍団の面々は、全員がオフィス北野に残留。たけしは「お金何億も上げたんだから。オレ、退職金ももらってないんだよ。３億はもらえたんだよ。『頑張ってくれ、オレは１人でやることがあるから』っていうことで」と、億単位の資産を“置き土産”にしたことを明かした。

　「映画監督をちょっと切り替えて、ＡＶ男優になろうかと」と舌好調のたけし。安住アナから４月以降の出演継続を確認され「ＴＢＳさんが許していただけるなら、どこにでもはせ参じますから。タレント１人しかいないんで、よろしく」とＰＲした。