マツコとミッツ 20代のころはコンビ活動…「ザ・テレビ女(じょ)ン」
女装タレントのミッツ・マングローブが18日、読売テレビ「八方・陣内・方正の黄金列伝」に出演し、ドラァグクイーンとしてデビューした20代のころはマツコ・デラックスとコンビを組み、活動していたことを明かした。2人のイベントは「ザ・テレビ女(じょ)ン」として大人気を博したという。
ミッツは慶應大学を卒業してロンドンに音楽留学。帰国して新宿2丁目に行き、ドラァグクイーンを初めて見て「プロの世界はこんなにすごい」と憧れを抱くようになった。
27歳ごろにドラァグクイーンとしてデビュー。この世界の先輩であるマツコと運命的な出会いがやがて訪れた。ミッツによると、当時、マツコは引きこもっていたという。しかし、その世界では有名だった。すでに本も出していたそうで、「存在感があって面白い」という評判だったという。
あるとき、マツコが「引きこもりを解禁して2丁目に出てくるという日があった」そうで、ミッツは「絶対にあいさつしようと思った」と語った。しかし、当日、マツコが出演するクラブでは歌謡曲がかかるイベントを開催。ミッツは歌いに歌って楽しみ、あいさつを後回しにしてしまった。ステージで踊っていると「うとましそうな目でいる謎の大きな物体があった」とミッツ。注視したところ、それがマツコだった。マツコはクラブのフロアに布団を敷いて寝ていたそうで、「それがパフォーマンスだったんです」とミッツは振り返った。
クラブのバーカウンターで会って「はじめましてミッツと申します」と、あいさつするとマツコは「いい!そういうの、いらない!いらない!いらない!」とはねつけた。
やがて、さまざまな現場で会うようになり、意気投合。周りから「一緒にやれば」と提案され、マツコも「一緒にやろう」と声を掛け、コンビでステージに立つようになった。2人で演じたのはコント形式のもので、ミッツは「テレビのパロディをやった」と述べた。2人のイベントは「ザ・テレビ女(じょ)ン」として人気を呼び、日本各地から出演依頼が殺到するようになったという。