となかぞ最終回に“多様性”コメント続々 不妊、同性愛、事実婚「幸せに正解はない」
22日に最終回を迎えたフジテレビ系ドラマ「隣の家族は青く見える」の中のさまざまなセリフに感激の声が上がっている。同ドラマはコーポラティブハウスに住むさまざまな事情を抱えた家族が、それぞれの答えを見つけていく物語。妊活夫婦、同性愛カップル、事実婚を選ぶカップル、夫の失業を明かせず、見栄を張り続ける家族が織りなすドラマに、ネットもそれぞれの家族に思い入れをぶつけ、ドラマ同様「多様性」なコメントが相次いだ。
妊活に成功し、妊娠したものの、流産してしまった深田恭子と松山ケンイチのカップルは、ドラマでは不妊治療を休み、2人だけの生活を模索していく。松山は「子供のいない人生のこと、2人で考えてみない?」と妻に呼びかけ、深田も紆余曲折を経て「たとえ二人きりの人生だとしても、子供を避ける人生にはしたくないんだ」と、勤務先でキッズプログラムなどを積極的に提案していくが、これには「ええ、子供産むための結婚じゃないよね」「子供を抱く奈々チャンと大チャンも見たかったけど、2人で幸せっていう人生も素敵かなあ」との声が。
そんな夫婦を支えた母親の高畑淳子が「妻が辛い思いをしているときは、夫も辛い思いをすべきじゃないの?」と問い掛けるシーンにも「本当にその通り」「夫婦とは何か、一生一緒にいるパートナーとは何か、本質はそこ」「やっぱ高畑さんで泣けた」との声が上がった。
またパートナー契約を結んだ眞島秀和と北村匠海の同性愛カップルには「これは後々大切なこと。婚姻の形はとらなくても、それぞれのパートナーとの関係を公的に認められるような手続きを取っておけば安心」「さくちゃん、おめでとう」と祝福のツイートも。「わたさくのスピンオフ熱望」のつぶやきもあった。
さまざまな家族を表現したことから「たとえ赤ちゃんが授かれなかったとしても、お互いを思いやれる夫婦になりたい」「いろんな家族の形があってそれぞれ尊重されるべきであるという当たり前のことを3カ月かけて丁寧に描いてくれたことがすごく有り難い」「みんな違ってみんないい」「人の幸せはぞれぞれで正解なんかない」と、多様性を認めるコメントも数多く上がっていた。