櫻井翔とがんCM共演の山下弘子さんが死去 夫がブログで明かす「ひろは旅立ちました」
生命保険会社「アフラック」のCM「生きるためのがん保険Days」で嵐の櫻井翔と共演していた山下弘子さんが亡くなったことが25日、明らかになった。山下さんの夫が公式ブログ「今を生きる~山下弘子のほのぼの日常~」で報告した。山下さんは大学1年生の時に見つかった肝臓がんのため「余命半年」と宣告されていた。
ブログには「夫です。今朝6時過ぎに、ひろは旅立ちました。2月末に救急車で入院し、それから3日連続の緊急手術。それからの約3週間はひろは眠ったままのため、意思疎通はできませんでした。ただ、苦しい思いをさせることもなく、また、ゆっくりとお別れの時間を取ることができました。通夜・葬儀は27日(火)、28日(水)に神戸市内を予定しておりますが、詳細が確定次第ブログでご連絡いたします。皆様のひろに対する暖かいメッセージやご支援に感謝しております」と記されている。
アフラック公式サイトによれば、山下さんは1992年生まれ。立命館大学に在学していた19歳で肝臓がんが見つかり、手術を受けたが、復学直後に肺への転移があり、肝臓がんも再発。家族には余命半年と宣告されていたという。
山下さんは2016年に嵐の櫻井翔さんとCM出演し、「私はがんになっていい子をやめました」、「いっぱい笑っていっぱい泣いていっぱい楽しもうと思います」と櫻井に話しかけていた。
山下さんは2月9日、「謝る勇気」と題したブログが最後の更新。母親に怒鳴ったことを謝る内容だった。
その後、3月14日に夫が「本日、ICUから一般病棟に移りました。とはいえ、薬で意識レベルを落としているので、ひろは眠ったままです」と入院を報告。
21日のブログでは「入院して3週間が経過。先週末の段階では呼吸機能が復活しつつあり、炎症数値も収まりつつありました。しかし、ここ数日は悪化しています。3週間の間、人工呼吸器は気管挿管モードで、ひろは麻酔で意識がない状態です。人工呼吸器の長期使用は様々な器官に悪影響であり、なんとか脱出したいところです」とつづっていた。