ライダー俳優、殴打事件の加害者態度に怒り 民事裁判も進まない現状明かす

 仮面ライダー剣(ブレイド)に主演した俳優の椿隆之が26日、フジテレビ系「ノンストップ!」で、16年に都内路上でゴルフクラブで殴打され顔面骨折などの重症を負った件について、現在は加害者側が話し合いに応じず、民事裁判が進んでいない現状を明かした。

 椿は左頬骨粉砕骨折など重症を負いながらも、手術などを経て何とか昨年舞台に復帰できるまでに回復。だが裁判は加害者側が正当防衛を主張したことで、半年以上もかかるなど、思いの外時間がかかった。結局裁判は、加害者側に懲役3年、執行猶予5年の判決が下ったが、椿側は治療費の一部こそ加害者側の一時金でまかなったものの、顔の傷を目立たなくする手術など、慰謝料を求める民事裁判を起こす予定だったという。

 だが民事裁判を起こすと相手側に話をした際「とりあえず今、お金がないから」と言われ、今月に入って弁護士側に再度現状を確認したところ「相手の態度が開き直っている感じ」になってきていると明かした。「最初の裁判の時の態度が、大股広げてあっけらかんとした態度で、それが脳裏に浮かんで来ちゃって」と、相手側の態度に怒りをにじませた。

 その後も相手側は話し合いに応じる姿勢は見せていないといい「民事裁判を起こすのは簡単で判決も勝訴になるのは確実だけど、相手側が出廷とかしてこなかったり、そういうことやられると、弁護士費用かさんだり、裁判費用もかさむ」と困り顔。このままでは泣き寝入りせざるを得なくなる厳しい状況であることも明かした。

 それでもブログやテレビなどで事件の経緯などを訴え続けるのは「こういうことをちゃんと訴えないといけない、自分が発信することで他の被害者の方からもありがとうとか言われることもあって、人の役にたてているのが嬉しい」と話し、事件を風化させない気持ちを訴えていた。

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