デーモンキャラ使用のNHKEテレ番組が謝罪「デーモン閣下、関係者にご迷惑かけた」

 NHKは27日、NHKEテレの「ねこねこ日本史」公式サイトなどで、ミュージシャンのデーモン閣下をイメージしたと思われるキャラクターを使用した件について謝罪した。

 NHKは「2018年2月28日にEテレにて放送された番組「ねこねこ日本史」第64話において、高杉晋作のキャラクターが、デーモン閣下を直接的に意識させる顔の模様及び扮装をして西洋諸国との条約締結交渉に臨み、大音量でロックを奏でて交渉をまとめるという表現がとられていました」と説明。

 そして「本来であれば、同キャラクターに上記顔の模様及び扮装を施した上で登場させること及び演出方法について丁寧に相談等しながら進めるべきところ、これを欠いたことにより、デーモン閣下、関係者の皆様に大変ご迷惑をおかけしました。皆様に深くお詫び申し上げると共に、今後このようなことが無いよう、一層留意してまいります」と謝罪した。

 NHKの制作委員会も「当製作委員会のサイトの番組キャラクター紹介のコーナーにおいて、同キャラクターを『デーモン風高杉』の名称を付して紹介いたしました」と説明し、「丁寧に相談等しながら進めるべきところ、これを欠いたことにより、デーモン閣下、関係者の皆様に大変ご迷惑をおかけしました。皆様に深くお詫び申し上げると共に、今後このようなことが無いよう、一層留意してまいります」と公式HP同様の文言で謝罪した。

 今回の番組が放送された後、デーモンは自身のブログで「デーモン『風』ではなく『吾輩』そのものであり、高杉の要素はむしろ微塵も感じられない」と、自身そのものであると主張。「デザイン上の『偶然』とか『たまたま』似てしまったではなく、名前も含めて明らかに【吾輩の無断使用】である。言い逃れ不可能!」と許可無く肖像を使用されたことに激怒していた。

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