デーモン閣下、NHK謝罪に理解も「大人げない」批判に猛反論「全くピント外れ」
ミュージシャンのデーモン閣下が28日、ブログを更新し、NHKEテレ「ねこねこ日本史」で自身に酷似したキャラクターが登場した件で同番組が27日に謝罪したことを受け「今回の件で反省を生かし今後、吾輩に限らず、あらゆる同種の権限を侵さないことに留意した配慮と誠意のある番組作りおよび番組宣伝、番組に関与する販売物の制作物にいそしんでもらいたいと思っている」と訴えた。
また、デーモンがNHK側を非難したブログを15日に掲載したことで、一部で「子供番組なのに大人げない」「寛容ではない」「扱われることをむしろ喜ぶべき」などと非難の声が上がっていることについても反論した。
デーモンは「例えば『明らかに誰か(何らか)の扮装と分かる姿』を『何らかの宣伝に使う』や『それを使用したものを販売する』が、権利の所持者に無許可で行われた場合、これは吾輩に限らずあらゆる商標、意匠、肖像(漫画やテーマパークのキャラクターなども含む)に関し基本的にアウト」とつづり「この約束事を曖昧にすると、あらゆる広告業やライセンス業が成り立たなくなる、崩壊する、吾輩に限らず」と訴えた。
そのため、寛容ではない、大人げないなどの批判については「全くピント外れであり、かつ、権利やライセンスを扱う全ての業種の人々に対し不勉強で非礼な物言いであることを自覚してもらいたい」とした。
デーモンはこれまでも漫画などで「お遊び程度」に使用されることには「いちいち文句は言わない」というスタンスだというが、今回に関しては「まずかったのは、web頁(=宣伝媒体)で『登場キャラクター』として『絵』だけでなく『名前』まで無断引用掲載してしまった上、それは配信で販売されているものだったからである。かつ『ひどく』ではないが『小馬鹿にされる状態』でもあった」と怒った理由を説明した。
最後にデーモンは「吾輩がここ数回話題にしているこの一件は、当該制作のみならず他の媒体でも、褌を締め直す契機やヒントになってもらえればと考える」と結んだ。