ポール・マッカートニーの2アルバム初LP化 あの希少盤も2度目LP化
元ビートルズの英ロック歌手、ポール・マッカートニー(75)のアルバム「NEW」(2013年)、「ケイオス・アンド・クリエイション・イン・ザ・バックヤード」(05年)、「ウイングス・グレイテスト・ヒッツ」(1978年)、「スリリントン」(77年)が5月18日にCD(輸入盤はデジパック、日本盤のみ初の紙ジャケット)、180g盤LP、カラーLP(UNIVERSAL MUSIC STORE限定)の3形態で発売されることが28日、発表された。
「NEW」と「ケイオス-」のアナログ盤LPが発売されるのは初めてのことになる。
また、71年にレコーディングされ、77年にパーシー“スリルズ”スリリントンという偽名で発表された「スリリントン」は今回、オリジナル発売以来2度目のLP化。当時、この架空の社交界の有名人の経歴が、英国の新聞の広告欄に掲載された異色作で、オリジナル盤はコレクターたちの間で高値がつく希少盤となっていた。
実際の内容はポールと妻で音楽活動を共にしていた故リンダ・マッカートニーさんが自らのアルバム「ラム」をインストゥメンタル/ジャズ・ヴァージョンとして再構築、オーケストラ演奏でカバーした作品で、ジャケットはピンク・フロイドやUFOのジャケットで知られるヒプノシスが担当している。