三浦大知 千住明氏とオーケストラで初コラボ 東京フィルをバックに
歌手の三浦大知(30)が、世界的に活躍する作曲家の千住明氏(57)とコラボし、初めてオーケストラ演奏でパフォーマンスすることが28日、分かった。千住氏が音楽監督を務める「『ひかりを聴け』オーケストラコンサート~コトダマの音楽会」(5月17、18日 東京・渋谷Bunkamuraオーチャードホール)に起用され、東京フィルハーモニー交響楽団をバックにステージに立つ。
昨年のNHK紅白歌合戦に初出場した三浦が、今度は壮大な初コラボに挑む。
千住氏が指揮する東京フィルと“共演”するのは、史上初めて直木賞と本屋大賞をダブル受賞した作家・恩田陸氏(53)の小説「蜜蜂と遠雷」の世界観を音楽で表現するコンサート「ひかりを聴け」。「蜜蜂-」はピアノコンクールを舞台とした青春群像を描いた小説で、第1回では作品内の言葉を朗読や歌で表現した。
2回目となる今回は、三浦以外にもミュージカルを中心に活躍する俳優、歌手の中川晃教(35)らが出演。歌を中心に小説の新たな魅力を引き出していく。
コンサートの表題でもあるオリジナル曲「ひかりを聴け」が誕生したとき、作詞の恩田氏と作曲の千住氏が「ぜひ、三浦さんに歌ってほしい」と意気投合し、オファーしたという。
抜群の歌唱力とパフォーマンス力を持ったソリストとして抜てきされた三浦は「お声がけいただき光栄です。千住明さんと東京フィルハーモニー交響楽団のみなさんが創り出す世界に混ぜていただける、とても貴重な時間になると思いますので、思い切り楽しんで精いっぱいパフォーマンスしたいと思います」と意気込んでいる。