来年大河「いだてん」に武井壮 池波志乃も自身の祖母役で女優復帰
来年のNHK大河ドラマ「いだてん」の追加出演者が30日、同局から発表され、タレントの武井壮が押川春浪役で出演することが分かった。他にも池波志乃が自身の祖母である美濃部りん役で、約20年ぶりに女優に復帰する。
武井はスポーツをこよなく愛し、「天狗倶楽部」を創設、各種競技に精通する一方、人気雑誌「冒険世界」などで主筆を務め、“日本SFの祖”と称される人物を演じる。
池波は古今亭志ん生の妻のおりん役。鳴かず飛ばずの志ん生の才能を信じ、必死で内職して長屋での極貧生活を支えるおかみさん。奔放な夫と賑やかな弟子を微笑ましく見守るという。
池波は同局を通じ「思うところあって、20年近く休業していた女優をやらせて頂く決意をしたのは、祖母の役だからです。35年前に演じていますが、若い時の祖母は私にとっても想像の人物でした。今回は今の私と同世代、その頃の『りん』は子供心にもはっきり覚えています。何より楽しみなのは、容姿以外はある意味そっくりな?最高の『志ん生』ビートたけしさんと共演できること!噺家のおかみさんとして、家族や弟子たちを下町の家で見守ります」とのコメントを発表した。
その他にも金栗四三の両親に田口トモロヲ、宮崎美子、三島弥彦の兄に小沢征悦、東京五輪を取材する女性記者に山本美月、大隈重信に平泉成らが決まった。
「いだてん」は副題が「東京オリムピック噺」となっており、1964年の東京五輪が実現するまでの52年を描くドラマ。主演は中村勘九郎、阿部サダヲ。