猿之助、左腕骨折した「ワンピース」復活 傷跡残るも「恐怖ない」「ワクワク」
歌舞伎俳優・市川猿之助(42)の主演舞台「スーパー歌舞伎2(セカンド) ワンピース」が1日、大阪松竹座で初日を迎え、開演前に会見した。猿之助は昨年10月9日、東京・新橋演舞場での「ワンピース」公演中の事故で左腕骨折の重傷を負っていた。まだ完治に至っていないというが、主人公ルフィ役などで復活した猿之助は「ワクワクしますよ」と笑顔で語った。
開演前にルフィ姿で会見した猿之助の左腕には大きな傷跡が残っていた。「また(大阪、名古屋で)2カ月が始まるかと思うと、暗たんたる気持ちです」とニヤリとした後に「ワクワクしますよ、本当に」と訂正して笑わせた。
猿之助は今年1月の東京・歌舞伎座公演から舞台復帰しているが、「ワンピース」で恐怖を思い出さないかと聞かれると「不思議とないですね。ある方もいらっしゃると聞きますが、そういう性格じゃなかったみたいです」と語った。
一方で「きょう来るときに転んで右腕を打ってしまい、両方が動かないんです」と真顔で話し出し、周囲がエイプリルフールだと説明に追われる一幕も。
けがの回復状況を聞かれると「(日常生活も)困って困ってしょうがない。だれかに代わってもらいたい。いつ治るのか教えてほしい」とボヤキ節を繰り出すも「回復してますよ。日にち薬って薬で治るらしいです」と返し、会見は終始賑やか。
「おかげさまで戻ってくることができましたが、それは置いておいて、皆様に楽しんでいただけるよう、一丸で向かいます」と決意を語った。