2017年度将棋の顔は羽生竜王 最優秀棋士賞受賞 藤井六段は特別賞
2017年度に最も活躍した棋士を選ぶ「将棋大賞」の選考会が2日、開かれ、注目の最優秀棋士賞は羽生善治竜王が受賞した。注目の藤井聡太六段は、最優秀棋士と同等の活躍をしたとみなされ、優秀賞ではなく特別賞と新人賞を受賞した。日本将棋連盟発行の将棋雑誌「将棋世界」の公式ツイッターでつぶやかれた。
2017年度の将棋界の顔は対局数・勝数・勝率・連勝の記録4部門を独占した藤井六段ではなく、将棋界初の永世7冠を達成し、国民栄誉賞にも選ばれた羽生竜王だった。それでも藤井六段の活躍が褪せることはない。最優秀棋士賞と同等の活躍をしたとみなされて「特別賞」を受賞した。
特別賞は毎年必ず選ばれるものではなく、過去10年では09年に中原誠十六世名人、13年の羽生善治竜王、昨年の加藤一二三九段の3人だけ。将棋大賞は最優秀棋士賞の他、優秀棋士賞、敢闘賞、新人賞など10部門以上で該当者を表彰する。