羽生二冠が最優秀棋士 藤井六段は特別賞&新人賞 ダブル受賞

 第45回将棋大賞選考委員会が2日、東京都内で開かれ、2017年度の最優秀棋士賞は、史上初の「永世七冠」を成し遂げた羽生善治二冠(47)が選ばれた。最多29連勝を達成した最年少プロの藤井聡太六段(15)は活躍が評価され、最優秀同等の特別賞と、新人賞をW受賞した。

 羽生二冠は昨年、王位と王座は失ったが、棋聖を防衛、竜王を奪取して七つ目の永世称号を得た。今年2月には国民栄誉賞を受賞。「山あり、谷ありの1年でしたが評価をしていただき名誉に感じています。これを励みにフットワーク軽く、前進を続けたいと思います」と受賞を喜んだ。

 また、4月から高校生となった藤井六段は、17年度は29連勝のほか、勝率、勝利数、対局数の記録全4部門で1位に。18年2月には最年少で六段昇段。将棋ブームを巻き起こした。「特別賞に選んでいただき、ありがとうございます。これからも将棋の可能性を追求し、棋力を上げるべく一層精進していきたいと思っております」と話している。

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