たけし 人生って苦しいことが生きてる証…退社報道後、初の公の場「仕事ください」
3月末で所属事務所・オフィス北野を退社して独立したタレント・ビートたけしが3日、都内で、アサヒ飲料の缶コーヒー「WONDA」のブランド戦略発表会に登場した。3月中旬に退社報道後、初の公の場。水道橋博士、ダンカンらたけし軍団が、たけし退社を巡ってオフィス北野の森昌行社長を糾弾する声明文を、1日にブログなどで発表したばかりとあって、騒動の渦中での登壇となった。
「働き方改革」がテーマとあって、新入社員へ向けて「会社の人間関係をよく見て、動向を見定めて、いずれ裏切って、下克上の世の中を想定して。裏切るやつは1番よく働くから」と自身の現状をリンクさせたメッセージ。「俺みたいに自分が作った会社を出て行って、怒られるってよく分からない!」とぼやき節もこぼした。
人生を楽しむ秘けつを聞かれると、「マジメに言うと、人生って楽しいことばかりあるわけじゃない。苦しいことが生きてる証だと思うと、それも楽しめる。これを明日、前面にして。『たけし、心境を語る』って」と騒動を意識したような表現で説明。「私も今月から新しいこと頑張ってます。仕事ください…そんなことないな、よこさないで」と、新事務所「T.Nゴン」で心機一転を迎えた現状を報告した。
CMでたけしは部長役を演じるが、部下役の劇団ひとり、ハライチ・澤部佑、オードリー・春日俊彰もイベントに参加。ひとりからは「北野部長、よくニュースに出てますよ。明日の朝もいろいろ記事があるんじゃと楽しみにしてます」とイジられていた。