たけし独立“お家騒動”全面対決へ 森社長が反論「看過できない」
タレント・ビートたけし(71)の独立騒動の原因として、たけし軍団から事務所運営について糾弾されている、オフィス北野の森昌行社長(65)が4日、たけし軍団の一連の行動を「看過できない」と反論したと、Webサイト「デイリー新潮」が報じた。軍団は今月1日、森社長を非難する声明文を、総意としてメンバーのSNSなどで公開していた。
総大将・たけしの独立に端を発した“お家騒動”は、ついに全面対決の様相に発展した。同サイトによると、森社長は「さすがにこの度の軍団の行動は看過できません」とたけし軍団の言動を断罪。私利私欲のために会社を利用しているとの主張を否定した。
軍団は1日、声明文で、オフィス北野の株式の移動に関する手続きの不備、役員報酬の水準に関する不満など、4点にわたって森社長を糾弾。これに森社長は真っ向から反論。自身の役員報酬については、自身の働きは十分なものがあると主張した上で「金額は決して法外に高いとは思わない」ときっぱり答えた。
また、自身の年収が1億円に上り、20代の従業員の年収が1千万円を超えるといった主張には「全て事実誤認です」とバッサリ。声明文を発表する6日前の3月26日に軍団の主要メンバーが行ったというミーティングにも触れ、「今回の行動で混乱に拍車を掛けて誰が得するというのか、全く理解できません」と疑問を呈した。
5日発売の週刊誌「週刊新潮」では、さらに詳細に反論しているという森社長。この日は都内のオフィス北野本社には姿を見せず、同社社員が報道陣に対し「(週刊新潮に)載っている内容が、森の反論のすべてです」と話した。今後、軍団やたけし自身と話し合いを持つ可能性については「わかりません」と回答。着地点が見えないまま、対立はさらに深さを増す一方となった。