藤井六段 今年度初めての対局始まる 棋王戦予選で古森四段と
最年少棋士の藤井聡太六段(15)は5日、関西将棋会館で行われた棋王戦予選2回戦で古森悠太四段(22)との対局を開始した。藤井六段にとって、本局が今年度初の対局となる。
藤井六段は昨年度、デビューから29連勝を達成し、社会現象を巻き起こした。2日に発表された、年度を通じて活躍した棋士を表彰する「将棋大賞」では、「勝率」などの年度記録の4部門に加え、特別賞、新人賞、名局賞特別賞を受賞していた。
藤井六段と古森四段が対決するのは2度目。この日は、藤井六段が先手となり、いつもの様にお茶に口を付けてから、飛車先の歩を突いた。
3月末の対局で、井上慶太九段(54)に敗れたため、連勝は「16」で止まった。通算成績は71勝12敗。持ち時間は各4時間のため、夜には決着する見通し。