古市憲寿氏、八角理事長の謝罪文に疑問 今後の対策示されず「これって意味ある?」
社会学者の古市憲寿氏が5日、フジテレビ系「とくダネ!」で、倒れた市長に心臓マッサージなどするため土俵に上がった女性に対し、行司が土俵から降りるようアナウンスした問題で、相撲協会の八角理事長が出した謝罪文に「次、同じことがあった場合にどうするかって事も言ってない」と疑問を呈した。
番組では、京都府舞鶴市で行われた巡業中に、土俵であいさつした多々見良三市長が突然倒れ、女性が土俵に上がって心臓マッサージを行っていたにも関わらず、行司が女性は土俵から降りるようにアナウンスした問題について特集。すぐに八角理事長は「人命に関わる状況には不適切な対応でした」など謝罪文を発表した。
だがこの謝罪文に、古市氏は「誰に謝罪しているのか分からないし、じゃあ、次同じ事があった場合にどうするかって事も言ってない」と指摘。「ただ、何となくお詫びだけしていて、これって意味あるのかなって思ってしまって」と、今回のアクシデントを今後へ生かす策が示されていないことに疑問を投げかけた。
番組では、アクシデントが起こった際の映像も流したが「男達が集まったけど、何もできなくて、見るに見かねて女性が来たって感じじゃないですか。女性の方も土俵は(女人禁制)って分かっていたと思う。これさえも禁止というと、相撲ってどんだけ時代遅れなのかと認識させられる」と訴えていた。