NHK会長 退職した有働由美子さんにエール…今後の活躍に「大いに期待」
NHKの上田良一会長(68)が5日、東京・渋谷の同局で定例会見を行った。
1991年の入局から「紅白歌合戦」などで27年間活躍し、3月いっぱいで退局した元アナウンサーの有働由美子さん(49)について「視聴者の方々には彼女の明るくて自然体のキャラクターが愛され、受け入れられ、支持されたところがある。NHKの中で大活躍されたので、深く感謝しています。新しいチャレンジをなさりたいということなので、温かく送り出して、今後の活躍に大いに期待したい」とエールを送った。また、一部で有働さんが6月にNHK BSの番組に出演と報じられたことについては、編成センターの担当者が「公表できる段階にない」とした。
有働アナは3月30日にV6の井ノ原快彦とのコンビで人気だった生活情報番組「あさイチ」を降板し、ほぼ同じタイミングでNHKを離れた。4月3日に報道各社にあてたファクスでは「27年間勤めさせていただいたNHKにはたいへん愛着があり、定年までしっかり働き続けようと思っておりましたが、以前から抱いていた、海外での現場取材や興味ある分野の勉強を自分のペースで時間をかけてしたいという思いが捨てきれず、組織を離れる決断をいたしました」と退職の理由を説明していた。
「今後、有働由美子というジャーナリストとしてNHKの番組に参加できるよう精進してまいります」としており、NHKの番組に出演することに含みを持たせている。