高畑勲氏、肺がんで死去 82歳 「火垂るの墓」「平成狸合戦ぽんぽこ」

高畑勲氏
スタジオジブリ=東京都小金井市
東京アニメアワードフェスティバル2014で、特別賞「アニメドール」のトロフィーを手にする高畑勲さん(左)=共同
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 「火垂るの墓」「平成狸合戦ぽんぽこ」など、日本のアニメーションをけん引した高畑勲氏が5日、都内病院で肺がんのため亡くなった。82歳。通夜及び葬儀は近親者のみで執り行い、5月15日に故人とのお別れの会を行う。スタジオジブリが発表した。

 ジブリの鈴木敏夫プロデューサーは「やりたいことがいっぱいある人だったので、さぞかし無念だと思います。宮崎駿とも相談し、ジブリとして盛大なお別れの会を執り行い、見送ることにしました」と書面で発表した。

 高畑氏は35年10月三重県出身。59年に東大を卒業後東映動画に入社。テレビシリーズ「狼少年ケン」で初演出を果たす。85年にスタジオジブリ設立に参加。以後、「火垂るの墓」(88年)、「おもひでぽろぽろ」(91年)「平成狸合戦ぽんぽこ」(94年)など、続々発表。宮崎駿監督の代表作でもある「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」ではプロデューサーとして参加した。

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