ビートたけしが７日、ＴＢＳ系で放送された「新・情報７ｄａｙｓ　ニュースキャスター」に出演し、ユーモアとジョークを交えて独立騒動に言及した。たけしは３月いっぱいで自身が役員を務めていた「オフィス北野」を退社。４月１日から新事務所「Ｔ．Ｎゴン」で始動した。

　番組冒頭のあいさつから１０分間、たけしの独壇場になった。「あんまり細かく言うと怒られちゃう」と警戒しながらも、オフィス北野の森昌行社長について「（１９８８年に）俺と軍団が事務所作った時、社長がいないから、知ってる制作会社の下の方のヤツをポンと入れた。それが社長になった」と、皮肉を交えて説明。「あんまり細かく言うと怒られちゃうから言わないけど。内容証明とか送られちゃうと大変だから」と発言が暴走しないよう、自らブレーキをかけながら語った。

　また、この日は「（たけし）軍団は置いていったんだ。（ガダルカナル・）タカやなんかに言って。軍団には（俺が出ていった）後を整理してくれ、って頼んだ」と軍団をオフィス北野に残した理由を説明。軍団がブログで声明文を発表し、森昌行社長を“糾弾”し、騒動が新たな展開を見せていることに「軍団と社長のケンカになっちゃって」と苦笑した。

　安住紳一郎アナウンサーから「のちに軍団は合流するんですか」と聞かれると、「それは約束してる」と明言。まじめに回答したかと思えば、すぐに「今度はマージン７０％取ろうと思ってる」と冗談まじりに続け、笑わせた。

　また、「オレが作った事務所だよ、オレがやめて何が悪い」とこれまでの主張を繰り返していた。