東山紀之がパワハラ認定伊調馨に「五連覇見てみたい」告発の安達巧氏がMC番組生出演
少年隊の東山紀之がMCを務めるテレビ朝日系「サンデーLIVE!!」に8日、レスリングのパワーハラスメント(パワハラ)問題に関して、内閣府に提出したパワハラ告発状の作成に携わったレスリング元日本代表コーチの安達巧氏が生出演した。
レスリング女子で五輪4連覇を達成した伊調馨=ALSOK=に対して、同協会の栄和人強化本部長のパワハラ行為が認定されたことを受けた安達氏は、「ヒアリングを受けて告発したこと以外にも、すべてを訴えてきましたが今回、これが認定されたことはすごく喜んでいますが、認められなかった部分も多々ありますので、その部分に関しては疑問もあります」と話した。
「警視庁の練習場への出入り禁止」についてはパワハラ認定されなかったが、東山が「練習ができないのは選手にとって致命傷ですからね」と同情。安達氏は「正直言ってそこの部分はすんなり認めてもらえるという気持ちがあったが、そこが認められなかったことは残念」と振り返った。
さらに安達氏は栄氏に対して、「練習や指導に関しては熱心な方。今回、所属が至学館大学で確かに選手のことを思ってやったと思うんですけど、強化本部長という協会のトップの方なので、女子の選手全体を公平に見ないと。それが今回、こういう問題になったのかなと。所属選手を全部、ナショナルチームにしたいというのは指導者としては誰でも自然と思うが、公平にしないといけない」と述べた。
一方、東京五輪でオリンピック五連覇の懸かる伊調選手の練習再開については、「今回、パワハラ認定されたので練習環境を整えるのは可能。技術的にはトップなので、年齢も上がって体力的な問題はあるが、体力と試合勘を戻せば、十分に狙える」と断言。パワハラを受けた田名部力コーチの復帰など「協会の協力は必要だが、あとは本人の気持ち次第」と話した。
東山も「伊調さんがアスリートとして集中できる環境は必要。僕らも五連覇という偉業を見てみたい」と伊調の復活に期待を寄せていた。